スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
by HAPA  at --:-- |  スポンサー広告 |   |   |  page top ↑

石よ

なにを かんがえている

小さく丸く
道端に なにげなく 転がっているが

この地面が固められた街の中で
どこからやってきたのだ

地面が固められる前には
どこに転がっていたのだ

この街が街道の宿場だったころは
行きかう旅人をみていたのか

もっともっと昔は

巨石の一部として 泰然と鎮座し
裸の人間達に
神としてあがめられていたのか

石よ

様々な時をみてきた石よ



なにを かんがえている
スポンサーサイト
テーマ: 自作詩 -  ジャンル: 小説・文学
by HAPA  at 00:04 |  コトバ 人・街・空 |  comment (8)  |  trackback (0)  |  page top ↑

はじめての地

はじめての地に降りたち
地名と実体が一致した瞬間

僕の脳で構築していたその土地のイメージは
さらさらと崩れ

新たにイメージがすり替わっていく

方言のきつい年配の方のどなり声も
美しい海も
道路に落ちたごみも
やたらと多い自転車も
すべてが白くかすむような強い日差しも

その土地を構成するあらゆる要素は
有機的につながり絡み合い
僕の脳には
地名とその地のイメージが
まったく想像しなかった形で
結びついていく

写真など
とる暇もなく

僕の心に体に五感に
その土地のすべてを
刻み込むのだ
テーマ: 自作詩 -  ジャンル: 小説・文学
by HAPA  at 18:03 |  コトバ 人・街・空 |  comment (4)  |  trackback (0)  |  page top ↑

命と天秤にかける事情なんて

赤信号の交差点

決意をこめた目
車の流れが途切れた一瞬
横断歩道を駆け抜ける姿がありました

やや減速した車の前を
彼女は通り過ぎ
そのまま走り去りました

どれほどの事情があるか
僕は知りません

ただ
あなたの命を尊ぶ人と
運転手の平和な生活を
脅かすだけの事情が
あったのでしょうか

せっかくの赤信号
ちょっと立ち止まって
空や雲なんてみあげるのは
どうですか

せっかくの赤信号

少し立ち止まってごらんなさい

神様が そう言われているのかもしれませんよ
テーマ: 自作詩 -  ジャンル: 小説・文学
by HAPA  at 20:24 |  コトバ 人・街・空 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

布団の海で沈みもがく

帰宅途中の道には
もう四方八方に
睡魔たちが
飛び交う

何とか家についたが
待ち伏せしていた
大きな睡魔に
襲われ

布団の海に放り出され
深海の底に流れる
暖かい泥の中に
ずっぷりと沈み込むように

僕は深く深く墜ちていった

次の日目が覚めた僕は
目覚まし時計という
名だけのただの時計の
指し示す時を見て

布団の海に放り出され
おぼれもがくように
手をふりまわし
あわて
ふためいて

それから
洗面所へ
イルカのように
飛んでいった
テーマ: 自作詩 -  ジャンル: 小説・文学
by HAPA  at 02:25 |  コトバ 人・街・空 |  comment (19)  |  trackback (0)  |  page top ↑

目に映るもの

ぽっかりとできた空間
突然建物がなくなっていた

工事現場を示す看板
どうやらビルが建つらしい

ここには小さな店があったはずだが
いったい何の店だったか

人がそこに住み 営みがあった
毎日それを 目にしていたはずだった

今 僕の目に映る空間からも
昔 僕の目に映った脳の記憶からも

人の気配を感じ取れない

僕の目は
何を見てた
テーマ: 自作詩 -  ジャンル: 小説・文学
by HAPA  at 10:56 |  コトバ 人・街・空 |  comment (6)  |  trackback (0)  |  page top ↑

夜中の乾杯

もうすぐ明日になる
そんな時間に会社をでる

終電近い電車の中で日が替わり
明日になってから駅に着き

家につく少し手前の角に見える
いつものコンビニの灯り

こんな時間でも僕は買い物ができる

今日の朝ごはんも
頑張った昨日の自分に
乾杯するワインも

ありがとう
商品入れ替えを黙々とする金の髪のお兄さん
商品をてきぱきと袋に入れる赤い髪のお兄さん
こんな夜中のコンビニで
君たちが働いてくれるおかげだよ

家に着き
頑張った昨日の自分に乾杯
そして夜中に働く君たちへ乾杯
テーマ: 自作詩 -  ジャンル: 小説・文学
by HAPA  at 23:33 |  コトバ 人・街・空 |  comment (12)  |  trackback (0)  |  page top ↑

熱病

太陽から放たれ
大気が受け止めた

人から放たれ
大気が受け止めた

大気の中でうずまくと
ときに流れとなり
地表にふきかかる

生物の住めぬ極寒から
地球を救う熱にあてられ

僕らは地表で
クールだクールだと
踊り狂う

大気にとってホモサピエンスは
最近誕生した生き物の一つ
少しちょっかいをだしてきたとて
我は自然体にふるまうだけだ

踊り狂う僕らの中に
小さく歩む人がいる

レクイエムにはまだ早い
レクイエムにはまだ早い
テーマ: 自作詩 -  ジャンル: 小説・文学
by HAPA  at 11:05 |  コトバ 人・街・空 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

のっている

のっている のっている

ぎゅっとしめた ベルトのうえに
まあるいまあるい お に く

ふんわりとってもやわらかい

いつきたのかは わからない
気づくと ちょこんと すわってた

さあご退場 ねがいます

でていかない

ごめんね きみには 悪いけど
今度は 生活 かえちゃうよ
ご退場してもらうから

のっている のっている

まあるいおにくが のっている

子供がつまんで おおはしゃぎ  
テーマ: 自作詩 -  ジャンル: 小説・文学
by HAPA  at 07:59 |  コトバ 人・街・空 |  comment (10)  |  trackback (0)  |  page top ↑

時の先に見たものを

小さな車で旅に出る
未来が見えるタイムマシン

商店街を訪ねれば
高層マンションそびえ立ち

開発された住宅街
同じ年代の人ばかり

故郷を走ってふと見ると
少年時代の花が消え

実家の窓から眺めれば
壊れたままの家がある

海の波間に浮かぶゴミ
汚れてしまった川も見え

山に行って見上げれば
前より近く熱い陽が

二酸化炭素を吐き散らし
地球を暖め見たものを

時の先に見たものを

どう 考える
どう 変える
テーマ: 自作詩 -  ジャンル: 小説・文学
by HAPA  at 08:15 |  コトバ 人・街・空 |  comment (7)  |  trackback (0)  |  page top ↑

東京キリン

僕はキリン

今日もゆっくりと大きな箱を積み上げている

長い舌で鉄骨を巻くと
するりするりと積み上げるのさ

その仕事は確実なのでまかせてくれ
空はたしかに狭くなっていくけどね

遠く見渡せば

こちらでも あちらでも
仲間のキリン達がゆっくりと仕事をしている
多くなったり少なくなったりはするが
いなくなることは ない

積み上がった箱の中には
アリたちが群がってくるらしい

気まぐれに隣の箱を覗いてみたが
どんどんどんどんと
箱の中に飲み込まれていく

どこからこんなにやって来るのか
僕にはさっぱり分からないが
不思議なことに地面を這うアリは
減らないんだな

僕は東京キリン
明日もゆっくりと大きな箱を積み上げるのさ
テーマ: 自作詩 -  ジャンル: 小説・文学
by HAPA  at 11:24 |  コトバ 人・街・空 |  comment (4)  |  trackback (0)  |  page top ↑

路傍の花束

ある日 歩道の片隅におかれた
大きな花束

そこで何が起きたのか
静かに物語るそれは

驚くほど長い間
花が咲いていた

花束をおいた人の涙で
かくもながく
その場で逝ったひとを
慰めていたのか

そして ゆっくりと

セピア色に変わり
くすみ小さくしおれていった
テーマ: 自作詩 -  ジャンル: 小説・文学
by HAPA  at 06:37 |  コトバ 人・街・空 |  comment (6)  |  trackback (0)  |  page top ↑

4月1日

ひとり
またひとり
見慣れた顔が去っていく

ひとり
またひとり
見慣れぬ顔がやってくる

ひとり
またひとり
見慣れた顔になっていく

別れと出会い
4月1日は特別

少し歩いて
今年もあの夜桜を見に行こう
テーマ: 自作詩 -  ジャンル: 小説・文学
by HAPA  at 01:22 |  コトバ 人・街・空 |  comment (6)  |  trackback (0)  |  page top ↑

渋谷経由第2173号の唄

東京の電車には座席のない車両があるんです。

全員が立っているんです。
ぎゅうぎゅうなんです。
全員が立ってぎゅうぎゅうに詰め込まれて
運ばれていくんです。

ぎゅうぎゅう運ばれている途中
停止信号で止まりました。
ぎいぎいと続いていた
電車の音が止まりました。

しーんという音しか聞こえません。
誰もが無言だったんです。
しーんという音が続いたあと
ぎいいと電車は走り出しました。

これはもう、僕たちは荷物です。

ぎゅうぎゅうに詰め込まれた荷物の僕たちは
駅に着くと弾かれたように飛び出し
エスカレーターで運ばれていくんです。
テーマ: 自作詩 -  ジャンル: 小説・文学
by HAPA  at 00:48 |  コトバ 人・街・空 |  comment (4)  |  trackback (0)  |  page top ↑

東京

僕の目の前をとおりすぎる
様々な年令 外見 性別 表情

これほど多くの人がいるのに
誰も僕のことを知らないのだ

10代の僕は 孤独を感じ
30代の僕は 自由を感じるのだ
テーマ: 自作詩 -  ジャンル: 小説・文学
by HAPA  at 01:16 |  コトバ 人・街・空 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

月曜の朝

遠い朝焼けの中を

のぞみはすすむ。

確実に、人の命を奪うスピードで

多くのひとのまどろみを乗せて

東京という仕事場へ

有無を言わさず運んでいく。


FC2ブログランキングに参加しています。
あなたの一押がはげみになります。
↓画面が変わりますが大丈夫です。

テーマ: 自作詩 -  ジャンル: 小説・文学
by HAPA  at 16:38 |  コトバ 人・街・空 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
プロフィール

HAPA

Author:HAPA
びわ湖のほとりと23区の
二重生活をしています。

●このブログは…

 自作詩、日常で感じたこと、本の紹介などを書いていきます。

 本の紹介では、自己啓発本などを中心に、HAPAが感銘を受けたり学んだことを書いていきます。
 更にこれらの本で学んだことを、実際にやってみて感じたことも書いていきます。

●詩について
 つたないコトバですが、 著作権は放棄していません<(_ _)>

●内容と関係ないと思われるコメント、トラックバックは、削除させていただく場合があります
 <(_ _)>
  

最近のコトバ
ブログランキング
お気に召したものがあれば、ぽち をお願いします。はげみになります。

FC2Blog Ranking

最近のコメント
ありがとうございます。
クリック募金
クリックで1日1円の募金になります。 自分用としておいていますが、説明を読んでもらえると、うれしいです。
   
クリック募金とは、クリック募金サイト上の募金ボタンをクリックするだけで、無料で募金ができる仕組みです。あなたに代わって、スポンサー企業が寄付をするのであなたには一切お金がかかりません。
ドンブリのなかみ
リンク
このブログをリンクに追加する
ご訪問 ありがとうございます
ブロとも一覧
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
FC2ブックマーク
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ブログ内検索
最近のトラックバック
RSSリンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。